岩高プレクトラム ソサエティ   昭和33年〜44年


岩国マンドリンオーケストラがその産声を上げたのは、昭和33年4月1日のことです。
母校岩国高校プレクトラム・アンサンブル部で熊谷幹雄先生のご指導を頂いた卒業生によって同窓会形式の活動で出発したクラブ名は、その名も「岩高プレクトラム・ソサエティ」。まさしく岩高プレクトラム・アンサンブルのOB会として発足した訳です。
プレクトラム・アンサンブル部を “プレアン” と呼び、私たちを “プレティ” と互いに呼び合い、熊谷幹生先生を柱に12年間この名称で活動して参りました。


   熊谷幹雄先生のこと      photoalbum     熊谷先生を支えた人々      プレアンとその生い立ち

産声を上げた第1回演奏会
昭和33年8月24日 19:00〜 東共用講堂

プログラムは3部形式でマンドリン合奏、小アンサンブルなど。
・序曲 山嶽詩・民謡「木曽節」に基づく小狂想曲・ミレーナなど意欲的な曲が取り上げられました。折りたたみの木椅子や手作りの指揮台などが当時を偲ばせます。今では珍しいギターローネが低音を支えています。

回を重ねて第4回演奏会
昭和36年8月19日 18:30〜 共立講堂

Iwako Plectrum Society(岩高プレクトラムソサエティ)のペナントが誇らしげ。

当時はまだ定期演奏会の名称を使っていませんでした。
「定期」の冠が付いたのは第10回でした。

転換期となった第11回定期演奏会     昭和43年8月10日 18:30〜  岩国市体育館


定演も間近に迫った7月16日、私達の心の支えであった熊谷幹雄先生が不帰の客となられた。
悲嘆にくれながらも一丸となって開催した第11回定期演奏会は、追悼曲イ長調をローソクの灯で演奏し、
遺影にスポットを当てる演出もあって、PTAは思わず涙した。
熊谷先生の遺影を抱き、演奏会の無事終了を報告する冨沢会長はじめ若き会員たち。(右写真)


 岩高プレクトラム ソサエティのエンブレムとペナント


岩国プレクトラム ソサエティ  昭和45年〜47年


その後「岩高」と付くと問い合わせが学校側に入り対処できない。一考をとの要請があり、然も有りなん。
同時に“広く一般に門戸を開放して同好の志と手を繋いだ活動にして行こう”との思いで、昭和45年「岩国プレクトラム・ソサエティ」に改称しました。




    岩国プレクトラム ソサエティのエンブレムとペナント
      エンブレムは刺しゅうで風格ある仕上げでした


岩国市民マンドリンクラブ   昭和48年〜平成19年


更にその後、プレアンを巣立っていった多くの若者が各方面でリーダー的活躍を果たす様になり、互いの仲間を誘い合ってここ岩国に参集するようになりました。
昭和48年、市民ベースの活動をその基幹に置き、同時に高度な音楽性を希求しようとの理想を掲げ、最もシンプルな「岩国市民マンドリンクラブ」に改称。ICMCの呼び名で平成19年まで35年間活動して来ました。多くのメンバーそして市民に愛されたICMCは、第50回定期演奏会を花舞台としてその幕を閉じました。

第24回定期演奏会
昭和56年8月16日



岩国市民マンドリンクラブのエンブレムとペナント
ICMCの文字がくっきり デザイン:佐々木唯夫氏S32年卒(美術部)

第40回定期演奏会
平成9年11月8日(土)

詳しくは40回プログラムからご覧下さい

     シンフォニア岩国がこの年に開館!   

真新しいホールで気持ちも新たに、40回の記念演奏会を行いました。
また過去39回、お盆前後に開催していた定期演奏会を、この時から秋に開催するようになりました。

        シンフォニア岩国へのアクセスはこちらから
       ◆JR岩国駅から南へ約800m(徒歩約10分)
       ◆三笠橋バス停から徒歩約5分
       ◆JR山陽新幹線 新岩国駅から約10Km
       ◆山陽自動車道  岩国ICから約10Km

半世紀!第50回定期演奏会
第50回記念 定期演奏会
平成19年11月17日(土)

記念誌発行

50年の歩みを記念誌に綴る



岩国マンドリンオーケストラ   平成20年〜  


創立50年の節目を迎えた私たちに、長年慣れ親しんだ「岩国市民マンドリンクラブ」の改称の機運が芽生えます。すでに市民の枠を超えて活動している実態を省みたとき、今こそ「市民」のふた文字を敢えて取り、「地域を問わずマンドリン愛好家が岩国に集い、この地で一緒にマンドリン合奏をしよう」との意思を明確にする好機(とき)との思いに至りました。

2008年1月「岩国マンドリンオーケストラ」と改称し、名と体を一にした新たなスタートを切りました。

時代を繋いできた私たちの系譜に最大級の賛辞を贈りながら岩国マンドリンオーケストラを創って参ります。
<I.M.Oの今>

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